タルさん by 澤部



表現者というものはとても不幸なもので、
聴き手によって本来感じ取ってもらいたいものを、
捻じ曲げられかねない。
サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」は、
そのいい例だろう。(これだって捻じ曲げてしまっているかもしれん)
しかし、聴き手は誤解を恐れない。それは僕もそう。
僕の今の気分を代弁しているのは、豊田道倫でも金剛地武志でもない。
ジャズ・ギタリストのタル・ファーロウさんだ。
彼の「THE TAL FARLOW ALBUM」という作品に収められている、
「With The Wind And The Rain In Your Hair」という曲が、
今の僕の言いたいことを語ってくれている。
「ドント・シンク。フィール」だなんて都合のいい言葉もありますし。
ちなみに視聴はこちらから。

Verve Jazz Masters 41 : Tal Farlow

Verve Jazz Masters 41 : Tal Farlow

11曲目ですね。