Everything Right Is Wrong Again by 澤部渡



よっぽど落ち込んだ。
僕はもっと純粋で居たい/痛い。もういやだ。
僕はもう少し、まともにしぶとく、長く生きることに決めた。


はっぴいえんどの「風街ろまん」を聴く。
僕が小5くらいのころだったか、
浅野忠信さんとか長瀬さんとかの個性派の括りだったと思うんだけれども、
その人が出ていて、車かなんかが爆発して、
「死んでもカッコいい男」っていうコピーがでる。っていうCMがあって、
そのバックでかかっていたのが彼らの「あしたてんきになあれ」だった。
あれほどの衝撃は珍しい。相当のショックを僕は受けた。
どうやってCMの曲が「あしたてんきになあれ」と知ったかは、
実は覚えていないのだが(表記が出ていたのかな?)、すぐCDを買った。
(僕がかったのはシングルの「あしたてんきになあれ」だったが、
勿論アルバムもあって、その当時、
「風街ろまん」が紙ジャケで置いてあったことを覚えている)
それ以来はっぴいえんどをよく聴くようになった。
一時期下火だったが、中学に入って再燃。
茨の道を進むことになるのはいうまでもない。


どうしようもなく落ち込んだので、ゆずを聴く。
バック・トゥー・ザ・ベーシック。幼児退行、といってもいい。
それも「トビラ」を。


本日の印象派
ゆず/トビラ
意外にもゆずが好きでした。
カミングアウトします。ファンクラブもはいってました。
ライブにもなんども足を運んでました。スミレくらいまでは。
それほど好きだったゆず。
最近のゆずはぱっとしません。北川さんの曲がよくない。
岩沢さんの曲はすごく好きですけれども。
この「トビラ」は、北川さんが悩んでいたんでしょう。
他者に投げかけるような歌詞、ひとりごとのような歌詞が多く見られる。
そんな不安定な中、彼は「ねぇ」という名曲を書き上げています。
クイックジャパン買う金があるなら、
ブックオフでごろごろ転がっているこのアルバムを救ってやってください。
いつまでたっても正当な評価を受けなさそうな気配のするアルバムです。
「ガソリンスタンド」もいい曲だなぁ。
「飛べない鳥」は久しぶりに聞き返したらそんなに好きでなくなっていた。
あんなに好きだったのに。すごくショックだ。


誰からも電話が来ないのでこっちからかけることにしました。
愛している。という言葉のすべては一方通行だったのでしょうか。