パイロット・フィルム by 澤部



学校だった。
僕はね、学校、好きですよ。
女の子もたくさんいますしね。
ごめん、強がりです。


学校帰り、友人等とすこし早い昼食をモスバーガーで摂る。
要町にあるフレッシュネスバーガーはまだあいていなかったので。
バーベキューフォカッチャの食べづらさといったら!
味は好きですよ。


さまざまな話をこれでもか、というばかりにする。
仲がよすぎるのか、なぜか連絡をあまり取り合わないので、
こういうときには話はなかなか尽きない。
とくに、僕と中学1年のころからの付き合いの友人と話した、
「スケベ」と「どスケベ」の境界はどこだ、という話がハイライト。
いかにも、下品な会話だが、あくまでアカデミックに語らう。
イジリー岡田も鶴光師匠も「どスケベ」っていうよりかは、スケベ。
では、女性に対して適応されるのではないか。
池袋のP'PARCOから見えるピンク映画館のタイトルでは、
よく「どスケベ」という文字をを見かける。
いや、だったら普段は大人しいのに情事になると積極的になる、
っていうのは、どうだ。
しかしそれだとスケベっていうよりかは淫乱、という気もしないでもない。
結局、結論は出なかった。


話に花が咲き、実がなる。朽ちることはない。
有限の中にいながらも永遠を感じ取る瞬間を持てる、
っていうことが高校生の最大の特権じゃないでしょうか。


いろいろレコードを買う。
池袋のココナッツディスクで、
スティーリー・ダンの「キャント・バイ・ア・スリル」(525円)と、
ドビュッシーの「ピアノ全曲集 第四集」(315円)。
演奏はウェルナー・ハース。
ときわ台のお店の名前忘れたけれども、
あとXTCの「スカイ・ラーキング」(500円)。
これから聴きます。