「問と解」 by 澤部



この曲との出会いは中二だったとおもう。多分13歳。
そして今年18歳になった。高三になった。
あの頃では想像もし得なかった受験生にもなってしまった。
そんなこんなでこの曲との付き合いも5年になった。
でも中二のころのこと。
当時だって「smash water people, ok?」は3回くらい聞いて、
失くしてしまったんだしノーカンでも構わない気がするので、
4年といったところだろうか。
とはいえ、中三なんて言ったら、一人称は「うち」だなんて言っていた頃。
何かと痛かったな。今もそうか。ごめんなさいね。
まぁ、あのころの僕はこの曲をまともに唄える声を持っていなかった。
まだ変声期、ってほどではなかった。
でも中3のときの春スキー合宿で無理して唄った。無理して。
それが今はどうだ。少しは声も低くなり、
真っ当に唄えるほどの音程にもなれた。
ギターの音も取れるようになった。
あの頃は出だしの音をBm7-5とかでやってたけれども、
微妙にテンションが違うのね。金剛地さんらしいや。
昨日はこの曲のコードをずっと取っていた。
どれだけ弾いても左指はもう痛くならない。
だけれども探っても探っても見つからない音もある。
それでも4年前とは大した進歩だと思いたい。
以前に「歳を重ねるごとに深くなっていくだろう、
パラガにいま出会えいてよかった」とか書いたけれども、
灯台下暗し。着々と深みを増しつつある、「問と解」。
極論、生と死。なかんずく、出会いと別れ。
徐々に段階を踏んで大人になっているんだ、と初めて実感した。
ギターを弾きながら震えていた。
月並みだけれども、なんていい曲、いや歌なんだ。
この前、友人から「終業式の日に学校でゆずかなんか、
やろうかと思うんだけど、澤部も手伝ってくんない?」っていわれて、
「いいよー。でも僕にもなんかやらせて。」と返事をしていた。
そのときは「ガラスの十代でもやるか」とか考えていたけれども、
今決めた。「問と解」をやる。
僕の真摯な「問」そして「解」。正味な話し、「恋」と「愛」。
演奏を見てくれる人がいるのかは知らないけれども、
見てくれた人がそれらを受け取ってなにを思ってくれるか。
何か思ってくれたら僕はうれしくて泣いてしまうかもしれない。
もし、終業式の日に、形はどうあれ本当に唄えるのならば、
この高校生活の3年間を思い出しながら唄いたいと思います。
この次、逢えたなら、それがヒントでしょう。