びしょぬれ by 澤部



昼の12時。
雨はきっと降らない!と思い込み、自転車に乗り込んだ。
真心の「夢の日々」を聴きながら。
夕方の5時。
雨が降り出していた。
夜の8時30分。
雨は依然として降っていた。
僕には、かさが無い。
でもね、自転車はあるの。
というわけで、思い足取りで池袋を後にした。
ちょっとだけココナッツによって、見て、
本屋行って、ガラスの仮面24,25巻とトランスルーセント買った。
そっからは地獄の1時間。
びしょびしょの1時間。
着衣でここまでびしょびしょになったのは、
小学校のときの着衣水泳(おぼれたときの対策の授業)以来。
ちくしょー。なんて最近よく言ってる気がするなぁ。
で、一時間かかって家に着いたらかぜっぴきの予感。
明日で予備校最後なのになぁ。大丈夫かな?


トランスルーセント、すごくよかった。
新刊が楽しみだなぁ。最近はフラッパーもいい感じだ。


そういや、最近、読んだら「すごくよかった」で片付けるパターンが多い。
その状況は打破しなければ。ちょっとレビュー。
トランスルーセント
めちゃくちゃアフタヌーンっぽいなぁ、なんて思っていたら、
この岡本一広さん、四季賞出身だった。
さすが。で、この作品。
透明人間という使い古されたプロットを基に、
まったく新しく軽SFを描き出している。
そこに中学生特有の子供っぽさと青臭さを混ぜ、
うまく、現代的だが普遍的なものにしている。
しかし、この漫画で何よりも評価するべき点は、
作者が上手に物語や登場人物を遊ばせているところだろう。


なんて、えらそうだなぁ。