今日は by さわべ



普通に学校。
入試やってるのに。


友人が恐ろしくイメチェンしていて、
からしてみれば潔いくらいの失敗具合で、
心の底から笑ったら、なんか妙な切れ方をされた。
「今日、お前、なんか…ムカつくわ」と。
あれ!聞けばわざとこんな髪型にしたのだとか。
あー…。つまりはアレだ。僕はこの時点で、
「友人のセンスを真っ向から否定する悪人」
のような感じになるわけだ。やっちまったよ。
昔はすごく気の合う友人だったが、
なんだか一緒にいると疲れるようになってきた。
彼は別のフィールドへ向かっているような気がする。
彼女が出来たあたりからか?
いや、別に皮肉とかやっかみとかではなく。
彼と彼女は非常にめんどくさい恋愛をしていて、
見ていて恥ずかしくなる、というのもあるかもしれない。
僕はある特定の「めんどくさい」を好まない。
ギターの弦を張り替えるのは面倒な作業だが、
メリットがある。気分がいい。指もよく動くし。
だが彼らをみているとメリットがあるように感じられない。
好き合っているのはメリットとカウントするのかで変わってしまうが、
彼と彼女は付き合い始めて半年くらい経つが、
傍から見ると多からず少なからず、
いろんなものをなくし始めていると思う。
彼の口癖は「ガキだなぁ」なのだが、
実は一番子供っぽいのは彼なのではないか、とひそかに思っている。
すぐ無機になるし、でもコレはある意味ピュアな行動とも言えるか。


メリットを求めて行動するのはいやなことかもしれないが、
メリットをやりがいと置き換えればそういやらしくも聞こえない、
なんていう日本語マジック。


進路のことを考えると、この「めんどくさい」が出てきてしまうのだ。
受験に対しての準備とかが全く出来ていない、ということも手伝い、
「大学」という言葉にもやが、それもすごーくふかいもやがかかっているのだ。
このめんどくさい状況から一刻も早く脱出したい、と、思うのだ。