スピード上げるスクーター by 澤部



免許証は身分証明書にいい、と聞く。
スクーターの免許だけでもとっておこうかしら。


あるCD-Rがあるひとから届く。
あらゆる感情と音が僕の部屋で踊り、唄いまくっている。
濃密な全18曲、67分49秒。
騒ぎすぎて畳が磨り減っているように見えなくもない。
ところでだれだ。ミラーボールをつけっぱなしにしちゃったのは。


3月1日に卒業式がある。
僕は本当に卒業するのだろうか。
卒業式だと言うけれど何を卒業するのだろう。
15年越し、その意味にやっと気づく18歳の2月も半ば。
この次あえたらそれはヒントなのだろうか。
僕は橋の上で約束がしたい。
ところで、卒業って、実は夢落ちなんじゃないのだろうか。
もしくは、卒業証書授与のときに、
上からタライとか落ちてくるんじゃないかしら。
あー、せっかくだし卒業式を前に神社の階段から落ちて、
転校してきた女の子と入れ替わったりしないかなぁ。


バイト。
人が多くて大変だった。それだけ。


兄が読んでた漫画に書いてあった言葉、
「虎穴に入らずんば、フェチを得ず」
すばらしいね。名言だ。天才だ。


克・亜樹先生の「ふたりエッチ」を読むのはもうかれこれ4,5年ぶり。
親の目を気にして昔はカバーを裏返しにしたり、とひた隠していたが、
普通に棚に納まったなぁ。笑い話のように扱ってしまう。ちくしょう。