約束をしたい by 澤部



点や線といった強靭なものでは結ばれない、
そんな問および解もあるっちゃ、あったりする。


ふたつのスピカ。やっぱり僕はこの漫画が好きなんっす。
青くっさい漫画がすきなのかね。よおわからんよ。
いちいちくすぐるんすよ。でもつつきもする。
でもそんなこと言ったら週刊誌の漫画もそんな感じか。
でもなぁ、「なんかいい、なんかいいよ」という感じです。
目は潤うけどね。


スピカを初めて読んだのは高1のときで、タイトル買いだった。
4巻が発売されるかされないかくらい。
気づけば9巻ですか。
中3くらいまでは漫画もそんなに読まなかったから、
ってか週刊の漫画しか読まなかったから、
1年で一冊刊行とか信じられなかったなー。
そっからタイトル買いをよくするようになって、
神戸在住」や「イエスタデイをうたって」なんかに、
ぶつかっていくことになるのです。


僕がよくみてる人の日記に、ラッパーのクレバが、
「クラシックはビートがないから興味がない」
みたいなことをいっていた、という記事が載っていて、
なんてつまらない耳をもった人間なんだ、と思った。
僕の生活はビートであふれてますよ。
僕のラッパーに対しての偏見の種がまたひとつ増えました。
アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック
をラップでやった人間がいるはず。
この前古本屋の有線でかかっていた。すごくダサかった。
「やるぞーやるぞやるぞー」だって。鳥肌が立った。
まぁ一周しておもしろいけどさ。はは。
「大胆」とか「意外」とか「ヒップホップとクラシックの融合」
だなんて言っちゃえば聞こえもいいけれども、
正直クラシックを噛み砕いていないような印象も受けて、
(クラシックをそれほど知っているわけではない僕がいうのも、
難だと思うんだけれども。)
トリビュートにもディストリビュートにも足らない。
ディストリビュートだとしたら、一言簡潔に、冒涜。
まあそれはないだろう。ディスリスペクトならありうるかも。
こう書くとなんか頭でっかちなひとみたいに見えるかもしれないけれども、
クラシックの世界はポップスとは違う従うべき魂がある、ように思う。
「そんなんは日本人には解らない」みたいなことを、
英語教師が言っていたが、それはそれで行き過ぎているような、
とか思った覚えがある。


しかもこの曲、KREVAの曲だったんだ。
そりゃ、ビート理解してなきゃ上手に料理できないわけだ。
でも今の子はそこまでしっかり音楽を聴かないのか。
スピーカーの環境の問題とかじゃなくて。