思春期 by 澤部



「失うこともなく、手に入れることもなく、
受け入れることもなく、突き放すこともなく。
ただむず痒い君の声だけだ。僕を脅すのは。」


学園祭は大成功だろう。
澤部渡、秋の新作「electric piano, electric guitar e.p.」も、
45枚中、40枚はけた。
結構変な作品になっていて楽しい。
しかし、この変な作品が僕の評価をどうするかだな。


明日は音楽祭。
東京芸術劇場で「いかれたbaby」を歌います。
本当は自分の曲をやろうかと思ったんだけども。
まだちゃんとした練習は一度もしていない。
明日の朝からだ。すべてが始まるのは。


今日で学園祭も終わりで、美術部は当然のごとく打ち上げ。
美術部と打ち上げは切っても切れないのだろうか。
たのしいからいいんだ。たのしければ…ええねん!
今回の打ち上げはある種のスタンダードになりつつあるのだろうか。
モーパラ→カラオケという流れ。
ちなみに途中から新キャラが合流というプラン。
このプランになる前は、モーパラ→ジョナサンという設定だったらしく、
さすがにそれは阻止しなければ、
と駄々をこねてカラオケに変更してもらった。
今でもちょっとだけ悪いことしたな、と思っている。
でもカラオケは楽しかった。
明日この近くの芸術劇場で歌えるのか?というくらいに奇声をあげた。
仲のいい女子の部員と「UFO」「Romanticが止まらない」「タッチ」
マツケンサンバ」を歌い、踊り狂う。
ラストの「ええねん(ウルフルズ)」から「ロマンス(ペニシリン)」
という黄金の流れは今年の学園祭に決別するに相応しいテンションだった。


帰り道。バスもなくなり、東武練馬から高島平方向に向かっていく途中、
大阪へ行っている友人から電話が。
学園祭はどうだった?という内容で、すこしだけしゃべった。
電話ってすげえな。なんだか安心するぜ。ベル先生、貴方は偉い。