目は、開いているか。 by 澤部



傍から見たら僕の持つ、愛情の断片を、
ただいたずらにさらしているようにも見えなくもない。
僕は自分の言葉で話せているだろうか。
僕は自分の愛を確かめ続けているのだろうか。
パラダイス・ガラージの「I LOVE YOU」を、
学園祭でやるだなんて、冒涜だ、といわれても、
それは仕方ないのかもしれないが、
きっと冒涜だ、と言ってくれる人すらいないだろう。
ちなみに、この曲は一曲目に持ってくる予定。
ほかの曲は友人を呼んで、ボーカルをとってもらう。
ハイロウズの青春やゴイステのBABY BABYとか。
腐っても学生。そういうことだ。
僕としてはFISHMANSとかイエママとか、
あとオリジナルとかやりたかったけど、
パラガの「I LOVE YOU」がやれるだけでも、
メンバー達には感謝しなければなるまい。


僕の愛する総ての異性。とりわけ女子。
彼女たちのために、僕は歌うかもしれない。
でも問題がいくつかある。
それはルックスでもなく、
それは技量でもなく、
本番1週間前なのに、一回もスタジオに入っていないことだ。