第九回セミフォーマル・ステークス by さわべ



久しぶりのセミフォ。9ヶ月ぶりだって。
またやる曲は変わらないのだろうか。
いや、でも一曲くらいは…。
期待と不安が入り混じる、そんな現国の授業中、
5階からの眺めは、まぁまぁだ。
ホームルームが終わり、学園祭実行委員や美術部の活動を経て、僕は渋谷へと飛んだ。
渋谷は相変わらずの人だかり、かと思ったら、そんなでもない。
そして今日はやたらと学生が目立つ。
青山(かな?)の制服に紛れ、1人目立つJ高の制服。


その間いろいろあったようでなかったので割愛!


第九回セミフォーマル・ステークス開演。
イギリスから来たという、バンド「パンク・ロックス」のオープニングアクトで幕を開けた。
その「パンク・ロックス」は非常に「曲者」で、
着ぐるみを着てライブをやるという破天荒なバンド。
(さすがにドラムのホンジョーさんは着ぐるみではなかったけど…)
しかもカエルとパンダの着ぐるみの間にある、グランドピアノ…殺風景。
非人間的なパフォーマンスに僕らはたじたじ。
それでいて彼らの目はウソを吐かない…いや、吐けない。
なんか凄いバンドだった。久しぶりに「ショウ」を見た気がした。


そうだ!今思い出した。
今回はあの言葉が出ていない。
「あの言葉」とは?―そう、「しばしご歓談を!」である。
今回は大分、流れもはっきりしていて、
観客がドギマギすることはほとんどなかった。
パンク・ロックスのステージが終わり、DJタイムへ。
お客様DJも同時進行。
僕が持ってったのはブロッサム・ディアリーの「暑い夏をぶっとばせ」。
ちゃんとかけてくれました。
他にもマイムマイムやバンバンバザールなど等のノリのよろしい音楽がお客の選曲によりかかる。
そして美弥子さんの「達郎タイム」が始まる。
いきなり「高気圧ガール」で始まり「ファンキー・フラッシン」へ続く。
「達郎タイム」と言っていたわりには2曲!
他にもホワイト・レジェンドでやっていた「move move move」
(美弥子さんがエアギターならぬ、エアオルガンを披露)や、
シュガー・ベイブの「DOWN TOWN」ではDJ陣が歌い、大いに盛り上がりを見せた。
さらには美弥子さんがカラオケで「沖のニシン」を歌い、
世界第4位の男こと金剛地武志がエアギターをつけた。
アワアワ松村さんに挨拶し、金剛地さんに企業秘密なことを聞いてみたり、
勉強してる?って聞かれたり。


そしてようやくアロハ・レジェンドが登場。
金剛地さんのコンボ6は弦を押さえてないと「ジー」ってなる。
それでいて発言がどこか後ろ向き。


「ギターを手放した方が世界は近かった」


顔では笑っていましたが、非常に複雑な気分になりました。
僕は金剛地さんみたくコンスタントに名曲を産み出すアーティストをあまり知らない。
それなのにそんな事言われちゃったら…悲しくなっちゃうじゃないっすかぁ!
そんな悲しい気分など露知らずにマーティン・デニーのカバーは流れ続ける。
にしても金剛地さんのボトルネック使いは素晴らしいものがある。
シトロバルのオレンジでも素晴らしかった。
オレンジでの美弥子さんの声はどこまでも優しかった。
そして最後に「アロハ・レジェンド新曲です」といって、
夏の終わりにふさわしい「Theme from the "THE BIG OFF"」を演奏。
他、計5曲(くらいだったかな?)を演奏してアロハレジェンドのステージは終了。
再度DJタイム
高橋さんがアロハ着ながら七三にメガネという非常にアナーキーな井出達で、
MAD3をかけて踊り狂ったのは確かこの辺。
じゃんけん大会をはさみ(景品はエアギター世界大会でもらった絵葉書てきな物から、
内容がウンタラ法に引っかかるものや、
昔のチラシの原版やエアギター世界大会で貰ったリストバンドやTシャツ等。
ちなみに、僕と星川さんとIZMさんはTシャツがSサイズということもあり自粛。
その間に高橋さんに色々青い春についてや、
「忙しい」っていうのはだめだ!とか。精進します)
再びDJタイム。アワアワ松村さんのメインの時間帯。
恋とマシンガンや、星川さんも「懐かしい!」と唸るナントカレコードのコンピの曲とか、
Can't take my eyes off of you等では大いなる盛り上がりを見せた。
松村さんの「皆はねー、知らないかも知れないんだけど、
yes,mama ok?って…知ってる?(観客の歓声、といっても大げさなものじゃない)
×△○××△×□×!小山田圭吾とか××△
それでも世界一○△□××!金剛地武志!お前だー!」
(記号の部分は聞き取れませんでした。
でもその後の流れを考えると、
小山田圭吾とかも好きだけど、
それでも世界一好きな音楽家金剛地武志!お前だー!」
だと思う)
と絶叫しトライアングルの92年のデモテープをかける。
金剛地さんは「懐かしい…」とほくそえみ、
高橋さんはどーってことない顔をしていた。
12年前。あきとさんがちょうど僕ぐらいの頃、ですかね?
僕に至っては4歳だ!!
トライアングルが終わり、今回の主役であるCitrobal,mama ok?のステージ。
一曲目は「citrobal,mama ok? theme」で始まる。
今回のステージで特筆すべきなのは、金剛地さんのギタープレイ。
未だに覚束ないところもあるのだが、かなりのギター改革が行われていた。
今回取り上げていた楽曲は、
「call me」 「doolin' song」「in place of my arms」
「SARAVAH!」 「Sun Oil」「days of heriotrope」等。
中でも素晴らしかったのは「call me」と「days of heriotrope」の二曲。
前者は美弥子さんの声の出具合が非常に突き抜けてくるようで…、
あと金剛地さんのディストーション+はいつもなら「かけすぎ」で耳を劈くような感覚があるのですが、
今回はこれ以上ない!というほどの心地よいひずませ具合。
こちらも突き抜けていました(call meではなくday by dayでした。すみません)。
そして後者は編曲的には6月のと然程変わりはないのですが、
すこしこなれた印象を受けました。
始まってすぐはコードとか間違えてたけど、そこも金剛地さんの魅力として・・・。
他にも「SARAVAH!」ではホンジョーさんがパーカスで参加するもマイクを片付けられている、
という悲劇も発生。
本人も「誰でもできるんじゃない!?」吐き捨てる。


終演後、小さな集まりで無国籍バーへ。
いろいろな話を聞かせてもらっている頃、
迎えに来るはずだった兄が酒をのみやがって、
例によって例のごとく、終電で帰ることに。
だされていた飲み物を飲み干して無国籍ダイニングバーを後にしたのであった。


もっと詳しいことは美弥子さんに「レポ書いてね」って言われてしまったので、
セミフォのオフィシャルのほうになるかもしれません。
とりあえず、大まかなの、ってことで。